ケニア:汚職と信頼
ナイロビについに到着。
空港では申請していた3か月のビザが1カ月しか取れず、出鼻をくじかれたけれど
やっと戻ってきた、ケニア!
今回は初めてナイロビに数日滞在する予定になっていて
普段行けないおしゃれスポットやショッピングモールに行ってみた。
Yaya centerのショッピングモール
ガラガラだったけどおされーなレストラン
ホテルの部屋もゴージャス
こういった楽しい面もあるナイロビだけど、
やっぱこの国腐ってるなあと思うことが1日に2度も起こる。
まず、
ビザの延長が可能かイミグレオフィスに行く。
結果来たばかりで延長申請ができなかったのは置いといて、
延長してあげるからお金を寄こせとふつ~に職員から言われる。
しかもその職員はオフィスのガードのおじさんが紹介した人だった。
こいつらグルだ。。。
イミグレオフィスから出て一日ハイヤーしたドライバーを待っていると
次に問題が発生。
ドライバーが市役所の職員につかまっているとの電話をもらう。
え?
。。。
30分後ドライバーが到着。
話を聞いてみると、イミグレオフィスに迎えに行こうとしたら
その道は通れないと言われ、
さっきそこまで行って降ろしたのに、どうやって迎えに行ったらいいんだと話したら、
市役所に連れていかれたらしい。
結局賄賂を少し払って戻ってきたという。
ドライバーはあいつらは十分な給料をもらっているのに毎晩お酒を飲んだり、女を買うためのお金が欲しいからこんなことをするんだ、本当にGreedyだよと怒っていた。
一日の一時間の間に汚職未遂と汚職が発生し、なんやねんと思う気持ちがある一方で、
こういう習慣に慣れていかないといけないなあと思った。
一々反応していたらメンタルが持たない。
ただ日本にいるときよりも心から目の前にいる人たちを信頼できなくなっているのは確かだ。
上で紹介したドライバーから音沙汰がなかったときには、
もしかしたらこのドライバー他のお客さんを乗せて営業しているのかもと
恥ずかしながら頭をよぎってしまった。
少し話は外れるが、ナイロビではUberが使える。
自分もUberを使って近くのショッピングモールまで行ってみた。
登録は簡単。
uberのアプリをダウンロードし、メールアドレス、現地で使える携帯の電話番号を登録。
クレジットカードの情報を登録しておけば、降車時精算要らずだ。
uberがなぜ便利かというとその信頼性だ。
事前に乗る前にドライバーと車の情報、過去のユーザーの評価が分かるのだ。
評価が下がるとドライバーは仕事を失ってしまうので、真面目に働く。
ドライバーへの信頼はuberの評価システムの上に成り立っているのだ。
確かにuberを使えばドライバーを信頼できる。
だけどなんとなく寂しいなあとも感じてしまう。
アプリを使ってしか人を信じられないこと、またそういった環境・社会がケニアにはあること。
自分は心から信頼できる人を見つけることはできるのか。
そういった人に出会えるのだろうか。
自分が人を信じられなくなってしまたらどうしよう。
そんな思いが沸き上がりつつも、一方でやってやろうと心の奥底で叫んでいるリトルけにやまてっちゃんもいる。
チャレンジングなケニア生活が今から始まる。