kenyamatecchanのブログ

これまで訪れた国は26か国。数なんて関係ないと思っていたけど、まとめてたら楽しくなってきた!

ケニアに赴任して一年。

事業地の田舎にいると違う空気を吸いたくなる。

大学生のときは大学の海外志向の雰囲気もあって、色んな国に旅行に行った。

何か国行ったことがある~?なんて会話をして、

安いお酒を飲みながらあの国はあーだこーだ語り合った思いがある。

 

大学を卒業して、何か国行った~なんて会話をすることは少なくなり、

そういう会話をしても

「数じゃないんだよ、質だよ」と、その会話自体を軽蔑してしまう自分がいた。

 

確かに1週間しか旅行で行っていない国と実際に数年住んで国内を回り尽くした国では同じ”行った”でも経験の質が異なる。

でもたとえ一週間でも一日でもそこに行ったという経験は素晴らしいものだと思うし、短時間でもそこで吸った空気や感じた雰囲気はその人にとってかけがえのない財産になる。

 

今回は、完全に自己満足ですが、今まで行ったことがある国をまとめて、その中でも思い入れが強い場所をご紹介したいと思います。

 

人生で行ったことがある国

26か国!

*トランジットや空港周辺での滞在を除く

*イギリスはイングランドスコットランドウェールズに分かれている

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iPhoneの無料アプリbeenをダウンロードしてマークしてみた。

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  • Martin Johannesson
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訪問した国は日本も含めると27か国でこれは世界の国々の11%を訪れたことになるらしい。

結構行った方だと思っていたけど、11%止まり。

世界は広いなと実感。

南米もアフリカも知ってる気でいたけど、南米はボリビア、アフリカはケニアの一か国ずつ、まだまだ知らない場所がいっぱいある。

近隣の中国、韓国、台湾も行ったことがない。

 

冒頭で紹介した通り地図が塗りつぶされていても全土をくまなく回ったわけではない。

アメリカは東海岸しか行ってないし、カナダもトロントだけ。

一方ミャンマーは2年弱の滞在のうち色々な場所を回った。

場所によって滞在の質が違うのは否定できない事実だけど、その国に足を踏み入れたのは事実だし、訪問した国をマークしていくと世界地図の色塗りみたいで楽しい。

 

思い入れのある国

次に僕が訪問したこの26か国の中で特に心に残っている5か国をランキング形式でご紹介。

 

第5位 ニュージーランド

初めての海外がこのニュージーランド

小学校4年生のとき、田舎っぺの自分が母親の元ホームステイ先の家族を訪れた。

英語はイエスとノーしか言えなかったけれど、同年代のNZ boysとサッカーをしたり、海で泳いだりした。

ロトルアというところでマオリのダンスと飛べない鳥キウイバードを見た。

南半球は日本と季節が逆だったり、南極に近いため22時になっても日が沈まないというただただ当然のことにびっくりしていたのを覚えている。

このときの経験がないと海外に興味を持つことはなかったと思う。

 

第4位 ボリビア

ウユニ塩湖だろと言われればYESと答えます。

ミーハーだったから。

でもウユニ塩湖に行ったらペルーに移動してマチュピチュを訪問して終わりそうなところを、ボリビア一か国で2週間も滞在!!

バスを乗り継ぎ、ラパス、ウユニ、ポトシサンタクルスとだいたいボリビアを一周。

その中でも一番良かったのはポトシ

標高4000mもあるポトシまで行った理由はポトシ銀山の抗内見学をするためだった。

 

ポトシ市内のコロニアル風の建物の背後にそびえる大きな山がポトシ銀山だ。

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ポトシ銀山の概要は以下の通り。

スペイン統治時代に金銀を多く産出する鉱山として開発されたが19世紀にはすっかり枯渇してしまう。19世紀末から錫が産出されるようになったが、現在は錫も枯渇。黒人奴隷を使用したことなどにより奴隷制度の象徴として負の世界遺産に登録されている。

ポトシ - Wikipedia

 

最初は意気揚々と坑内に入っていったけれど、途中から穴が狭くなり、空気もどんどん薄くなり、とにかくきつい。目的地までたどり着けず途中で断念。

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現在は大きな採掘は行われていないものの、個人で採掘を続けている坑夫がいるんだという。中では、ダイナマイトで岩を破壊しながら採掘を進める。一歩間違うと生き埋めにあう。

多くの坑夫は鉱山の中に入ってからはなかなか出てこられず、コカインの原料であるコカの葉をかみ続けて睡眠欲と食欲と戦っているようだ。

坑内に裸の女性のポスターがあったのが印象的だった。

過酷な労働環境の少しの休憩時間。せめてものやすらぎがこのポスターなのかもしれないと想像した。

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第3位 インド

インドは嘔吐下痢が止まらず太ももが痙攣するくらいの脱水症状を起こして一瞬死を覚悟した場所。

場所がデリーだったからすぐ病院に駆け込めたけれど地方だったら本気で死んでたと思う。

当時、深夜特急に憧れてネパールからインドの国境を初めて陸路で越えたときの感動は忘れられない。(深夜特急ではインドからネパールに抜ける)

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この後、人生で初めての汚職に遭遇することになったんだけどね。

 

そしてタージマハルよりも印象に残ったバラナシ。ガンジス河のほとりにあるヒンドゥー教徒の聖地バラナシには信心深いヒンドゥー教徒が沐浴に訪れる場所であると同時に、ヒンドゥー教徒の遺体の火葬場でもある。

 

工業排水・生活排水で汚れたガンジス川で沐浴する人たち。

その横で火葬される遺体。

それを眺めている日本人の僕に風俗を勧めるインド人の兄ちゃん。

浅はかながらも、生きる・死ぬとはいったい何なんだろうと考えた。

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バラナシではヒンドゥー教徒のお祭りホーリーの時期とかぶったけれど、バラナシのホーリーはマジで危ないと諭され、ホテルの上から現地人の上に水をかけるという姑息な作戦に変更した。

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第2位 ネパール

初めての途上国は大学1年生のときに訪れたネパールだった。

あこがれの国連職員になりたいと思って大学に入学し、必ず自分の目で途上国の現状を見てみたいと思って乗り込んだネパール。

貧困、紛争、停電、男女差別。

ネガティブなイメージを持って訪れたカトマンズから5時間離れた村。

何もなかったけど、とにかく人々の笑顔が印象的だった。

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何で仕事、電気、美味しいイタリアンがないのにあんなに笑顔でいられるんだろう。

ネパールの地酒ロキシーを飲みどんちゃん騒ぎをした後、

満点の星空の下、友人たちと幸せってなんだろうねと語り合った。

結局ネパールは計4回訪問することになるほど大好きな国となった。

 

満点の星空はないけど、山の向こうに沈んでいく夕日の写真はある!

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第1位 ミャンマー

ヤンゴンバガン、インレー、カックー、ピー、パアン、モーラミャインと一通りの観光地には行ってきたけれど、バラナシやポトシのようなめちゃくちゃ心揺さぶる観光資源があるわけではない。

確かにバガンの夕日はすごく綺麗だった。

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しかし、なぜミャンマーが第1位なのか。

ピイをおすすめしたブログにも書いたように、「人」が良いからだ。

kenyamatecchan.hatenablog.com

外国人である僕に優しくしてくれた人たちはどこの国にでもいる。

でもミャンマーのそれは少し違う。

多くの人の親切心は決して押し付けがましくなく、かつ見返りを期待しているわけでもない。

外国人だからというより、ミャンマーに住む一人として僕を扱ってくれた。

ミャンマーにいるときは気づかなかったけれど、ミャンマー(特にピー)の人たちの温もりは今でも心の中に残っている。

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滞在期間が長かったというのもあるし、アジア人だからというのはあるけれど、一番現地人化できた自信がある。

 

上に書いたこととは別に、ミャンマーは日本から近いということもあり、仲の良い友人がたくさんミャンマーに来てくれた。

ミャンマー時代は僕の人生史上一番ネガティブで沈んでいた時期だったけれど、そんな中友人と他愛もない話や時には真面目な話をしたことがかけがえのない思い出だ。

ここまでランキング形式で思い入れのある国を書いてきたけど、どこの国に行くかも大事だけど、誰と旅するかも大事だよね!

ケニアにはまだ来てくれていないけど、だいたい僕の赴任地に必ず来てくれる親友がいる。彼との時間はどこの国に行こうが格別なのである。

 

まとめ

これまで自分が訪れた国やそのときの写真を振り返ってきたけれど、この振り返り楽しい!!!

そしてまだ見ぬ国を訪問する好奇心が沸きに沸いてきた!!!

NGOの職員となって学生のときほど自由に飛び回れなくなってきたけれど、これからも色んな国に行ってワクワクしていたいと思う。

次は東アフリカか中国かな。

お勧め教えてくださーい!!!