kenyamatecchanのブログ

【結果分析】米国大学院進学のための社会人になってからのGRE

4/5にGREを受験した。

GREは2017年の4月に受けて以来2度目のチャレンジ。

結論を先に言うと、今回も必要なスコアは出なかった。次に良いスコアを得るためにもここに今回の結果分析を書いておこうと思う。

1. 2017年4月のスコア

Verbal 150 

Quantitative 162

Writing 3.0

 

前回のGREの結果を受けて、今回のテストの成功のためにもWriting強化の必要性を感じていた。TOEFLのブログでも書いたようにWritingに苦手意識がある。Writingの基本的な方針はTOEFLと変わらないけど、TOEFLよりもより高度な英語で長く書かないといけないGREでは集中的な対策が必要だと思った。

Verbalは単語力と精読と速読のスキルが必要だと思った。

Quantitativeは中学レベルの算数だから大した対策はいらないだろうと思っていた。

2. 当日までの準備

予定では、1. GREの概要を理解、2.模擬テストの受験、3.苦手分野の克服をTOEFLが終わった後の1ヶ月間で仕上げる予定だった。

しかし、社会人思った以上に時間がない。

当初は試験日時を3/19(火)に設定していた。

3/17(日)の夜に日本に帰国する予定だったから、プライベートの予定を入れる前にまずテストを終わらせたかった。しかし、帰国までの3月は仕事が鬼スケジュールでほとんどと言っていいほど準備ができなかった。それで受験日を4/5に変更、準備はほとんど帰国後に始めたと言ってもいい。

試験日まであと1週間を過ぎたタイミングでGREの概要を頭に入れ、ETSが提供しているオンラインの模擬テスト(Powerprep)を受けた。

 

以下模擬テスト終了後の感触である。

•Quantitative 

Quantitativeは1題目が簡単だったので、対策の必要はないと確信。2題目はスキップ。

•Verbal

時間が足りない。あと一週間のタイミングで解くスピードをあげるのは現実的ではなかったため、確実にスコアを稼ぐために、Text Completion/Sentence equivalence、paragraphの順で解き、3つの穴埋め問題は後回しにする戦略を取ることにした。

 

•Writing

Writingは納得できる文章ができるまで時間を気にせず書いた。見直しの時間を除いてIssue Taskは50分、Argument Taskは35分かかってしまった(制限時間は各30分)。

そのときにテンプレートを用意して時間を節約する必要性を感じた。またIssue Taskでは議論の進め方(例:お題に完全に賛同する、他方のメリットを認めつつ部分的に賛同する)もある程度決めておくことにした。

その後このテンプレートを使っていくつかWritingの練習をしてみたが、暗記しないといけない文章が多く、いざ使おうと思うとFitしない場合も多い。

また丸暗記だとスコアが最悪ゼロになってしまう場合もあるので、この参考書のWritingのパートを参考にしながらも自分なりのテンプレートを作り書くことにした。

この参考書はVerbalのWorkoutがメインだが、Writingのセクションもあり、そこには平易だが、使えそうな言い回しがたくさんあり、参考になった。

ただテンプレートは、丸暗記というよりかは、どちらというと表現の仕方や論の進め方をざっくりと覚えておく程度で、本番のエッセイもテンプレートより少し表現は変わっていたと思う。

時間配分は5分で構想を考え、20分でイントロから結論までを書き、最後の5分で見直しの予定だった。

3. 実際のスコア

Verbal 142

Quan 162

Writing 3.5

 

Verbalは前回よりも大幅にスコアを落としてしまい、Quanは思った以上にスコアが伸びなかった。

4. 成功した点

Writingでテンプレートをおおまかに作っていたためスラスラと書けた。本番では時間も十分で、スペルチェックの時間も捻出できた。

5. 改善点

Quantitative

1. 難易度の高い問題を集中的に対策

1問目は楽々にクリアできたのだが、2問目で問題の難易度が上がることを忘れていて、時間が足りなくなってしまった。

冷静に考えれば分かる問題だが、課題はスピード。

難易度の高い問題のみに注力し、早く解く練習をしたい。


Verbal

Verbalは点数が落ちてしまったのがショックだった。準備の時間を取れなかったので、当然の結果と言える。解く問題の順序を入れ替える戦略を取ったけれど、それ以前の問題だったと思う。

 

1. 多くのVerbalの問題を解き、自分の間違いや苦手分野の傾向に気づく

問題に触れた数が圧倒的に足りなかったと思う。問題を解く中で何に注力して対策をしないといけないかがわかってくる。

 

2. 文脈に応じた単語力と意味を類推する力を身につける

今までmagooshのGRE Vocabulary Flashcardsのアプリを使って単語を暗記しようとしていた。2年前にテスト前に意味を覚えこんだとき、テスト自体は乗り切れたけれど、そのときに覚えた単語は今は頭に全然残っていない。

単語力を一時的に上げてGREを乗り切ることもできるけど、私の場合は今年の秋までの中期戦になりそうなので、単語力の定着が必要だと思う。Flashcardsで出てきた単語を実際の文章ではどのように使われているか、また類義語は何かを調べたい。

 

3. 複雑な文型を整理する

すこし文型が複雑になると意味の取り違えをしていることがあった。複雑な文型が出てくる文章を読み、それに慣れることで早くも正確に意味を理解できるようにしたい

Writing 

1. 発想力を鍛える

Isue taskについては模範解答通りの答えができたが、アイディアが浮かんでくるまでに時間がかかった。Topic poolがGREのHPにあがっているので、5分でアイディアを浮かべる練習をしたい。

 

2. Academic writingスキルを上げる

TOEFLのときと同様そもそものAcademic writing skillの底上げが必要だと思う。

Academic writing の教科書を読み、これまでのAcademic writingの書き方で何が足りなかったのか明らかにする。

 

3. 英語で文章を書くことに慣れる

Academic writingの向上には本を読んでの知識の習得だけでは不十分だ。書かないことにはスキルの向上は図れない。定期的に英語でAcademic writing の練習をすることで、苦手意識をなくしたい。

 

4. タイピングの練習

私は恥ずかしながら両手の人差し指でタイピングをしている。人差し指を動かすスピードは早いものの、頭の動きに体が追いついておらずしばし単語の最後の一つ前でスペルミスをしてしまうことがある(例:teachr、furthr、circumstancs)。

タイピング練習ができるソフトをパソコンにインストールして練習したい。

6. 今後のアクション

上でつらつら書いたことを箇条書きでまとめます!

期間や頻度など具体的なアクションプランは他のタスクとの兼ね合いを考えて、第二次OKRで具体化しようと思う。

 

Verbal

•多くの問題に触れ、自分の傾向を分析

•Flashcardsを使い単語の深掘り

•The Atlanticなど難解な英語が出てくる読み物に触れ、早く正確に読む訓練をする

 

Quantitative

•難解な問題を時間内に解く練習をする

 

Writing

•ETSのWrting poolを参考に発想力を身につける

•Academic writingの本を読む

•Academicな文章を書く

•タイピングの練習

7. 次の試験の目標

Verbal 155

Quantitative 165

Writing 4.0

 

次は再びTOEFLに注力するけれど、それが終わったらGREに集中しようと思う。